兵庫県西脇市にある小児科医院。予防接種、乳幼児健診など。「子どもが子どもらしく育つ環境づくり」に積極的に取り組みます。
最近の先生ちょっとご立腹。川の中州のキャンプで幼い命が奪われたり、母親がパチンコをしている間に車に乗せられていた赤ちゃんが亡くなったり。どれもこれも親が気をつけていたら防げていた事故ばかりだよね。うっかりミスは人間だからさけられないけど、基本的な事をもう一度みんなで確認しないといけないんじゃないかと先生は考えました。 そこで今回は、乳幼児の事故防止の基本についてお話をするね。題して事故防止10箇条。 第1条 生後5ヶ月を過ぎたら誤飲に注意 たばこや異物の放置が事故の元。誤飲、窒息防止のために、口の中にはいりそうなものは、床面から1メートル以上の高さに置きましょう。 第2条 のどにつまるような食品を食べさせない 3歳位までは、気管に入りやすい乾いた豆類(ピーナッツなど)は食べさせない。 第3条 浴槽の水は必ず抜いておく お風呂は転落して溺れる危険性が高いので、残し湯をしない。浴室には子どもが入れないようにする。 第4条 熱源に気を配り、やけどに注意する 家庭内の熱源は子どもの手の届かないところに。4歳頃になると花火によるやけどにも注意。アイロンも、よくやけどをおこしやすいから気をつけてね。 第5条 火の元の確認を厳重に ヒーターをつけたまま、子どもだけを残して外出するのは短時間でも厳禁。 第6条 ベランダ、窓際を確認する 転落事故防止のため、ベランダに踏み台になるような物を置かない。窓際にベッドを置かない。 第7条 自動車内に子どもを放置しない たとえ短時間でも車内に乳幼児を一人で放置しない。 第8条 家の周りをチェックする 乳幼児の歩行中の事故は自宅から100メートル以内が4割。ふだんから危険な場所をチェックして教える。 第9条 子どもを自転車に乗せるときは最後に、降ろすときは最初にする 第10条 チャイルドシートの習慣をつける 自動車に乗せるときは、必ずチャイルドシートを着用する。これは生まれてすぐから習慣づけを。もちろん大人はシートベルト。 みなさんも思い当たることがいっぱいあると思うんだ。今からでもいいから、一つずつ気をつけて、大切な子どもを事故から守ってあげてね。 |
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