兵庫県西脇市にある小児科医院。予防接種、乳幼児健診など。「子どもが子どもらしく育つ環境づくり」に積極的に取り組みます。
こんにちは、ぼくドラえもん。コアラ先生の机に乗っかってもう5年。また皆さんとちょうど3年ぶりに会えることになりました。僕のポケットにいっぱい入った先生の言葉をまた聞いてね。 今日は子どもとお薬のお話。まず最初は注意が必要なお薬についてだよ。この冬もインフルエンザが大流行したけど、インフルエンザの時に使ってはいけない解熱剤があるってことはみんな知っているよね。商品名を言うと「ポンタール」と「ボルタレン」だよね。でもこれはインフルエンザの時だけでなく普通の風邪やおたふくかぜ、水ぼうそうなんかの時も使わない方がいいんだって。座薬だけでなく飲み薬の中に混じっていることもあるから要注意。病院でもらったからといって、安心してはいけないんだよ。子どもに使える解熱剤はアセトアミノフェン(商品名アルピニー座薬、アンヒバ座薬、カロナールなど)とイブプロフェン(商品名ユニプロン座薬など)だけなんだって。解熱剤のほかにも、子どもに使用すると骨にくっついて成長の邪魔をしたり歯を着色したりする抗生物質もあったりと、知らないと本当に怖いよね。 反対に誤解されているのは副腎ステロイドの入った塗り薬。アトピー性皮膚炎などによく使われるんだけど、一時期悪者の代表になっていたよね。ステロイド軟膏を使う医者は悪い医者、使わない医者は良い医者なんてね。うまく使えばこんなに優れた薬はないって先生言ってたよ。 薬を飲む時間については特に決まっていないんだよ。食事の前でもいいし、後でもいいし、食事と食事の間でもいいんだ。お腹がいっぱいになると飲めなくなるんで、先生は食前に処方していることが多いんだって。でも保育園に行っている子には、できるだけ保母さんの負担にならないように気を付けているんだよ。朝、帰宅直後、眠前の3回に分ければ全く食事に関係ないでしょ。 薬は使わない方が良いに決まっているけど、使わなくちゃいけない時は正しく使用しないと子どもがかわいそうだよね。医者まかせにしないで、正確な知識を勉強して欲しいし、分からないことはいつでも訊いてくださいねって先生はよく言っているよ。診察が終わった後からでも「あれ?」って思ったことは看護師さんに訊いてもいいんだよ。 ドラえもんいろはカルタ い者からの薬の説明よくきいて、子どもはすこやか、母さんにこやか |
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ドラえもん |