先生のおはなし

連載コラム「ドラえもんのポケット」

その7 ペット病に気をつけての巻


 こんにちは、僕ドラえもん。みんな覚えているかな。前の「ドラえもんのポケット」シリーズに書いていたカワイイ子犬のこと。もう4歳になって体重は35kgを越しているんだ。先生ったら今でもかわいいものだから、犬に口をなめさせたり、犬の頭をなでた手でそのままご飯を食べたりと、とても医者とは思えない行動。そこで今回は動物と付き合うにはそれなりの注意が必要って話をするね。

 最初は犬について書くね。

 犬から移る病気についてどんな病気を知っているかな。そう、狂犬病は有名だよね。犬に噛みつかれた傷口からウイルスが入って発熱したり意識状態が悪くなるんだ。日本ではここ50年ほど発症していないらしい。でも狂犬病は犬だけの病気ではなくてアライグマやコウモリや牛にもあるので要注意。ちなみに牛が狂犬病になっても、狂牛病とは言わない。

 そのほかに犬回虫症っていうのがあるんだ。犬の回虫が人間に入り込んで肝臓や眼など体の中を移動する怖い病気。どこで移るかというと、一番機会が多いのが砂場なんだよ。砂場に回虫を持った犬がうんちをし、その砂を子どもが食べて移っちゃうんだ。犬の毛についた回虫の卵を口にしてしまうこともあるらしい。その他にも犬フィアラリアやパスツレラ症っていうのもあるんだ。

 次は猫。猫が悪さをする病気で有名なのが猫ひっかき病。ひっかかれたことが原因で、熱が続いたり、リンパ腺が腫れたりする病気なんだ。最近になってやっと原因菌が見つかったんだけど、有効な治療法はないんだ。そのほかに犬と同じで猫回虫症があるけど、症状は犬と同じだよ。

 小鳥からうつる病気ではオウム病が有名。人間には肺炎や意識障害をきたすことがある病気だよ。鳥が風邪症状を示したときは要注意だよ。

 その他、ハムスターがアレルギーを、ミドリガメがサルモネラ感染症を起こすこともよく知られているよ。


 最後に動物とうまく付き合うこつだよ。



動物とうまく付き合うこつ

  1.ペットの病気やペット感染症についての正しい知識を身につけること。


  2.ペットの清潔に気をつけ、接触後には手洗いをしっかりすること。


  3.口移しはさける。


  4.定期的にペットの健康診断をすること


  5.最後までちゃんと飼うこと




先生、わかった? これからは気をつけてね。



ドラえもんいろはカルタ

  らご覧、細かな愛情いっぱいで人とペットは友達になる


ドラえもん



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