兵庫県西脇市にある小児科医院。予防接種、乳幼児健診など。「子どもが子どもらしく育つ環境づくり」に積極的に取り組みます。
こんにちは、僕ドラえもん。今年は大流行しないだろうと予測されていたインフルエンザが2月に入って急に現れて大変だったけど、みんなは大丈夫だった? インフルエンザBは熱が長引いたり、一度下がったと思っていた熱が二日ほどたってまた上がったりと、まったく人騒がせなウイルスなんだ。でももう今年はインフルエンザAの流行はないようだって先生は言ってた。あてにならないけどね。 今回は日ごろよく質問を受ける「赤ちゃんのオムツの中」のお話だよ。 1.オムツかぶれ お母さんが一番心配して来院される赤ちゃんの病気がオムツかぶれ。最近は紙おむつが主流で、布オムツを使っているお母さんは少ないよね。どちらがオムツかぶれを起こしにくいかというと、圧倒的に紙オムツ。それでもオムツかぶれに悩むお母さんは少なくない。「スキンケアに問題あり」と先生は考えているんだ。紙オムツは、女性の生理用品と同じ素材でできているからムレにくいんだけど、肌触りがいいからといってオムツ替えの回数を減らすと、途端にオムツかぶれを起こしてくる。何度もオムツを取り替えてあげるのがオムツかぶれ予防のコツ。 そして普段からのスキンケアとして、お風呂に入ったら石けんで、脚の付け根やお尻のヒダの部分までよく洗うこと。石けんは赤ちゃん用のものでなくても、普通のものでいいんだよ。お風呂からあがった後は、市販のベビーローションを全身にたっぷりつけておくこと。またおしっこの時、毎回お尻をお尻ふきで拭くと、かえって皮膚を悪くするってことも忘れないでね。拭いた後お尻が乾いていなかったら、乾いた柔らかな布(ガーゼやタオルなど)で、こすらず軽く押さえるように拭いて水分を取ってあげましょう。先生はベビーパウダーをあまり勧めてはいないみたい。またウンチの時は汚れを取ることは必要なんだけど、急いで強く拭きすぎるのもオムツかぶれの原因になってしまうんだ。焦らずゆっくりとオムツ交換をしてあげてね。 2.太もものしわ 赤ちゃんの太もものしわの数が右と左で違うって心配して来院されるお母さんがいらっしゃる。これは股関節脱臼の症状のひとつなんだけど、こんな細かいところまで気がつくなんて、すばらしい母親だって先生はいつも感心している。でもこれは、まったく心配ご無用。股関節脱臼の専門医の話では、しわの数ほど診断の役に立たないものはないんだって。もちろん一度は、小児科の先生に診てもらうことが大切だよ。 しわの左右差ができた原因について、先生は「きっと赤ちゃんがお母さんの子宮の中にいる時に片方の足は周囲に余裕があって脂肪がつきやすく、もう片一方の足は圧迫されやすい状態じゃなかったのかな。」って想像してるんだって。 |
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ドラえもん |