兵庫県西脇市にある小児科医院。予防接種、乳幼児健診など。「子どもが子どもらしく育つ環境づくり」に積極的に取り組みます。
こんにちは、僕ドラえもん。暑い暑いといっていたらもう10月。アメリカではハリケーンが大きな災害をもたらしたというニュースを聞いて、去年の台風23号を思い出したんだけど、あれからもう1年も経つんだね。「水害といえば、おねしょ」ということで、今日はおねしょの話だよ。 いったいどれくらいの子が、おねしょをしているかっていうと、大体7歳で10%、10歳で5%、15歳で1%くらいなんだ。みんなは男の子と女の子ではどちらが多いと思う?統計によると男の子の方が2倍多いんだって。有名人でも、精神科の齋藤茂太先生は小学校6年生までやってたっていうし、あの坂本竜馬だって大人までしていたっていう話もあるんだよ。うわさでは「おねしょをする子は偉くなる」という名言もあるらしい。実は先生も… おねしょには2つのタイプがあるんだ。1番目は多尿型。いっぱい夜におしっこを作ってしまうタイプのこと。2番目は膀胱型。膀胱が小さくておしっこをたくさん溜めることができないタイプなんだ。この2つのタイプを両方持っている混合型というのもある。このタイプによって、治療も生活指導も違うんだ。一晩のおしっこの量(オムツ計測)、起きた時の尿、できるだけおしっこをがまんした時の尿量を調べて分類するらしい。 治療は、5歳以上で、週1回以上の夜尿があり、日常生活に困っている状態で、しかも子ども自身も治療を望んでいる場合が対象となるって先生は説明している。 まず、生活指導が大切。?あせらず?おこらず?おこさず、という三原則があるんだ。焦りは子どもの不安を強くするし、怒りは子どもの心理負担を助長するし、起こすと(詳しい説明はできないけど)余計におしっこを作ることになるんだって。 どのタイプでもまず、寝る前にはおしっこをしておくことが肝心。そして多尿型では、食事の塩分を少なくすることと、寝る前2時間での水分摂取を控えることが大切なんだよ。膀胱型では、おしっこを訴えた時には、お話をしたり本を読んだりして、気をそらしながら排尿を我慢するようにするんだって。根気よく続けることが肝心なんだ。いい治療薬も出ているから、困っていたら一度先生に相談してね。 最後に、先生から聞いた日本人の知恵 両膝をタオルで巻く 伝統の知恵「銀杏5粒がおねしょにきく」 岡山県成興寺の「おねしょ封じ七訓」 |
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