先生のおはなし

連載コラム「ドラえもんのポケット」

その35 絵本はワンだふるの巻


 こんにちは、ぼくドラえもん。今年は例年に比べて一層厳しい寒さだけど、みんな元気にしている? お正月にみんなから年賀はがきをもらったけど、かわいい犬がいっぱい。今年はそんな犬の大群で、お正月から先生の機嫌はとってもよかったんだ。さあ今年も元気を出してこの寒さを乗り越えていこうワンワンってね。

 この寒いときに外で遊ぶのもいいけど、コタツに入って本を読むのもいいよね。今回は先生から聞いた子どもに読み聞かせて欲しい絵本のことを書いた本を紹介するね。

 今まで先生はドラえもんのポケットで、「テレビを見せないでね」とか、「絵本を読んできかせてね」って言ってたけど、じゃあ具体的にどんな本を読んだらいいのかってことは書いてこなかったよね。先生の診察室には見本となるような本を置いているから分かってもらえると思っていたみたいだけど、今までこの本がいいですよって書いてある本がなかったのも事実なんだって。

 そんな先生おすすめの本が今年ついに出来ました。その名も「小児科医が見つけた えほんエホン絵本」 何を隠そう、先生ったらまた自分で買わずにこの本をもらったようなんだ。確か前に紹介した育児書もそうだったよね。いい本だったら自分で買って欲しいものだとぼくドラえもんは常々思っています。

 この本では21人の小児医が計112冊の絵本を紹介しているんだけど、決して小児科医が必ずしも絵本を買うといいよなんて書いていないんだ。本を開くとそのページに紹介されている絵本からおいしい香りが漂ってくる、そうレストランのメニューのような本っていったらわかってもらえるかな。ひとつひとつ小児科のお医者さんにとって思い入れのある絵本が紹介されているんだ。

 目次を見ると、

1.小児科医が読み聞かせる本 2.赤ちゃんと絵本 3.お母さんのための本
4.待合室の本 5.診察室の本 6.保育園・幼稚園に通い出したら 7.ともだちいっぱい
8.絵本がかなでる音楽 9.お父さんと読む絵本 10.心の平和のために 11.メリークリスマス

12.いのちの絵本 13.絵が美しい 14.やっぱり乗り物が一番すき

 となっていて、誰もが読める内容になっているんだよ。

 この「えほんエホン絵本」は先生の外来においてあるよ。先生に早く買ってもらわなくちゃ。


本の読みすぎで目を赤くしているドラえもん



トップページ > 先生のおはなし > 連載コラム「ドラえもんのポケット」 > Part2・その35

トップページ > 先生のおはなし > 連載コラム「ドラえもんのポケット」 > Part2・その35