先生のおはなし

連載コラム「ドラえもんのポケット」

その38 医者になるのも大変だの巻


 こんにちは、ぼくドラえもん。ようやく花粉症の季節もすぎたみたいだね。先生の鼻の調子も快調になってきたようで、マスクともおさらば。えっ、マスクをしていたほうがかっこ良かったって?

 先生の外来に来たことのある皆さんなら知っていると思うけど、もう3年も前から神戸大学医学部5年生が2週間に1回やってきて実習を行なっているんだ。今年もこの5月から来年の3月までの15回やってくる予定なんだ。

 で 、藤田先生が何を教えているかというと、まず医者の基本、マナーなんだ。たとえば、女性から嫌われる医者の条件として不潔な医者、口臭がひどい医者、待たせる医者、聞きべたな医者、説明をしない医者、無意味なニヤニヤ顔、食べ物のカスがついた前歯、伸びた鼻毛、目立つフケ、汚れたシャツなどがあるって教えている。これは医者向けのある雑誌に載っていたものを拾ってきたようなんだけど、確かに小児科医はお母さんから嫌われたら仕事なんてできないものね。これは小児科医としてだけのことでなく、なんのことはない女性にもてるための男性としての条件だよね。

 そしていちばん大切な子どもの病気の特徴。すぐに悪くなるけど、すぐに良くなってくれるのも子どもの病気。一番楽しい外来をしているのが小児科医だってことを教えているんだよ。日本では小児科医になろうと思う学生が少ないので、少しでも子どもを診る楽しみを伝えて子どもを診られる医師を増やそうとしているんだって。また小児科の外来にはいろんなこどもがやってくるよね。内科的な病気だけでなく、外科や耳鼻科や皮膚科や眼科、整形外科などの病気の知識が必要なんだってことも先生は教えているんだよ。

 簡単なお話の後は、先生の横について実習。医院にやってきた子どもを先生が診察したあと、学生さんにも聴診器を持って胸の音を聞いてもらっているんだ。ここで先生になりかわりまして、私ドラえもんが実習にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。本当に学生にとってこうした実習の経験は何にも代えがたいものだし、学生も期待し楽しみにしているだって。実習終了後の話や、アンケートでも実習のすばらしさを学生ははっきり書いているんだって。西脇市駅に朝7時42分に着くために朝5時に起きているってことが何よりの証拠だよね。中には電車に乗り遅れないために一晩起きていましたなんていう学生もいるんだって。そんな学生の話を聞いて、先生涙うるうる。じゃあ徹底的に教えてあげなきゃなんてつい力がはいってしまうみたい。   

 今年の3月は大学まで行って4年生に講義をしてきた先生いわく、

「教えることは二度学ぶこと」


ドラえもん



トップページ > 先生のおはなし > 連載コラム「ドラえもんのポケット」 > Part2・その38

トップページ > 先生のおはなし > 連載コラム「ドラえもんのポケット」 > Part2・その38