先生のおはなし

連載コラム「ドラえもんのポケット」

その45 今年もあと1ヶ月の巻


 こんにちは、ぼくドラえもん。早いものでもう残り1ヶ月。皆さんの今年の一年はどうだった? 母校の医学部で学生相手に講義をしたり、学会に参加したり、多数の依頼原稿を投稿したりと、先生は楽しく過ごした一年だったみたい。だけど、なにより多くの子どもたちが医院に来てくれたことが本当に先生の喜びだったんだ。家では奥さんにまったく頼りにされていない先生でも、少しは皆さんの役に立てたんじゃないかなと本当に嬉しかったようだよ。

 今回は来年に向けて少し役に立つ話題だよ。

(1)何かしら予定が入ってきて、自分で自分の時間管理ができない先生には、予定を書いておく手帳が命の次に大切なんだ。毎年年末になると、来年はどんな手帳にしようかなと思いあぐねている。昨年まではB5サイズの大きな日記帳を持っていたんだけど、持ち運びが不便だったため、今年はポケットサイズの普通の手帳にしたんだ。でもね、これは小さいものだからすぐどこかに置き忘れてしまうのが欠点だった。月に1回は奥さんと二人で家中をさがしていたっけ。どうも先生の物忘れの良さ?によるものなんだけど、そのたびにもう年だねってボヤいてもいた。でもね新しい手帳を見つけたんだ。「ほぼ日手帳」っていうんだけど、糸井重里というコピーライターが作ったものなんだ。毎日一ページずつ割り与えられていて書き込むスペースが十分あり、はさみこめる機能もあって便利そう。来年は探し回ることがありませんように。

(2)来年こそ先生がやってみたいと思うことがあるんだ。それはねポートフォリオをつけることなんだ。ポートフォリオってみんなは聞いたことがある?もともと建築家やジャーナリストがこれまでの自分の仕事を作品歴や活動歴としてファイルしだものなんだ。辞書で引けば、「紙バサミ}「書類入れ」っていうこと。文字やデータが書いてある一枚一枚の情報をバラバラにならないようにひとつにまとめておいておくものなんだ。情報をひとつにしてまとめて眺めてみると価値ある何かが見えてくる。自分がやってきた成果や記録がいっぱい詰まっていて、自分を自分で評価するのに便利なんだって。

 これは皆さんがされても役に立つんだよ。たとえば、ライフポートフォリオといって、自分自身で自分の身体や健康に関する情報(たとえば保険書、病歴、投薬歴、行きつけの医師など)のすべてをクリアファイルなどに入れていく。それを継続していけば、自分の健康増進プランとしても有効だし、具合が悪くなったときでも医師に見せれば大変役に立つと思うよ。

 自分ではこんなポートフォリオをつけているよとか、もっと違う方法があるよと思われている方は先生にも教えてくださいね。

 それじゃ今年はここまで皆様良いお年を。


ドラえもん



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