先生のおはなし

連載コラム「ドラえもんのポケット」

その66 今月は違った趣向でねの巻


 今年ももう9月。まだまだ暑い日が続いているけれどみんな元気?

 今月は夏痩せを知らない先生からの残暑お見舞いです。



藤田先生から一言》

「拝啓 

皆さんお元気でいらっしゃいますか?私はすこぶる元気です。この夏も毎朝6時に起きて犬を散歩に連れて行っておりましたが、この子ももう9歳。若いときの元気もなくなり、長時間歩くのを嫌がるのをいいことに、10分ほどで家に帰ってまいります。昨夏はダイエットのための過酷な運動と1時間かけての犬の散歩で、みごと減量に成功しましたが、今年のような運動不足では結果を維持できるはずもありません。それでもと思い体重計に乗ってみれば案の定、期待の体重より3kgほどオーバーしていました。昨年と違い、過酷な運動は年齢的に体に悪いとの思いから、今年は過酷なまでのこんにゃくまみれの食生活で減量を試みております。

 さて毎朝の散歩コースは川原と決まっているのですが、今年も誰かが楽しんだ花火の燃えカスが毎朝のように散らばっています。10mも歩けばゴミ箱があるにもかかわらずなのです。周りを見渡すと、川原だけでなく、中洲には上流から流れついたゴミが山となっています。以前こんな文を読んだことがあります。

『行楽地で空き缶を捨てようとしても、どこにも空き缶が捨ててないと仕方無しにマイカーに持ち帰る。ひとつでも空き缶が捨ててあるとやれやれと同じようにそこに並べる。公共の場所にゴミを捨てることは悪いことだとはわかっていても、自分より先にそれをした誰かがいた場合にはその誰かにその責任を先送りにすることができる。そんな言い訳が通るとどんなひどいこともできる。これが日本人だ。こんな不祥事を防ぐにはどうすればよいのか? ここにミスがある。誰が犯したミスだかは知らないけど、放置しておくといずれ大きな災厄を招くかもしれない。だから私の責任においてこれを今のうちに片付けておこう。こう考えるのが一番の予防なのである。』

ということで、犬の糞をビニール袋に拾いながら、花火や空き缶などのごみもついでに拾っている毎日です。

皆さんも年末までの数ヶ月、お元気にお過ごしください。

敬具」



追)先月は赤塚不二夫先生が亡くなられました。ご冥福を祈って合掌。


「これでいいのだ」という天の声を聞いているドラえもん



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