兵庫県西脇市にある小児科医院。予防接種、乳幼児健診など。「子どもが子どもらしく育つ環境づくり」に積極的に取り組みます。
皆さんこんにちは、僕ドラえもん。10月にこんにゃくゼリーを詰まらせた加古川の子どもの痛ましいニュースが流れたけど、そのことで先生から緊急のお話です。 「9月の事件で、こんにゃくゼリーでのどを詰まらせて亡くなった方は17人だそうです。その内子どもは10人目になります。以前からこのお菓子の怖さについては国民生活センターから注意が必要だと勧告が出されていました。でも国はこれまで何をしてきたのでしょうか。 こんにゃくの主な産地は群馬だそうです。群馬県は歴代の総理大臣を4人も輩出している県ですが、何か裏があるのではと勘ぐってみたくなるのは私だけでしょうか(ちなみに兵庫県は0人です)。 ようやくメーカーは製造停止を決めたようですが、10月10日の時点では製造中止にはなっていません。欧米や韓国ではすでにこんにゃくゼリーの回収や販売規制となっているのにも関わらずです。以前私の知り合いが子どもの事故防止策を真剣に考えて欲しいと厚労省に要望を出したことがありましたが、結局それに対応できる部署が無いと相手にされなかったことぼやいていました。結局、国(役人)は国民の安全なんか重大に思っていないことが良くわかりました。 ということは、自分で自分の身を守るしかない、つまりお母さん自身が子どもの安全を守るしかないということなのです。 子どもがのどにつめやすい食べものはこんにゃくゼリーだけではありません。ナッツ類,丸いアメ、ブドウ、プチトマト、もち、ちくわ、たくあん、生のにんじん、棒状のセロリ、リンゴ、ソーセージ、肉片、こんにゃく、ポップコーン、おせんべいなどたくさんあります。 次のことに注意してください。
誤飲防止のための注意 ピーナッツなどの豆類は3歳までは食べさせない。 仰向けに寝た状態や、歩きながら、遊びながら物を食べさせない。 食べものを口に入れたまま会話をしたり、テレビを見ながらの食事をさせない。 小さな食べものを放り上げて口で受けるような食べ方はさせない。 食事中にびっくりさせることはしない。 食べることを無理強いしない。 何千年もの昔から誤飲は子どもの事故のひとつで、予防のために出生後から1歳半まで子どもの胸から手を含め足まで布でぐるぐる巻をしていたようです。一体、現在にこんな育児法を復活させなければならないのでしょうか。」 |
||
ドラえもん |