先生のおはなし

連載コラム「ドラえもんのポケット」

その82 平成22年のおめでとうの巻


 皆さん、明けましておめでとうございます。僕ドラえもん。

 毎年の恒例で、年頭は先生にお話してもらうね。



藤田先生から一言》

 「皆さん、明けましておめでとうございます。毎年思うのですが、一年一年が早くなってくるようで、寄る年波を考えてしまいます。さて、新聞報道によると、昨年の西脇病院グランドオープンフェスタには約八千人もの市民が来場されたとのことで、市民の方々の西脇病院によせる期待の大きさを感じさせました。私も虎の着ぐるみを着て子どもたちと一緒に遊んだのですが、とても楽しい時間をすごしました。着ぐるみを着たのは西脇病院の先生や、西脇市医師会の小児科医の計5名でした。とてもお似合いだったと有難い評価をいただきました?が似合っていたかどうかはともかくとして、西脇市の小児科医が仲良くやっているということを見てもらえたかと思います。

 さて話は変わりますが、勤務医に、「医師が働きやすい病院とは?」を尋ねたアンケート結果が、「勤務医の健康を守る病院7か条」という形で報告されました。

1.医師の休息が医師の為にも患者の為にも大事と考える病院

2.挨拶や「ありがとう」と笑顔で声を掛け合える病院

3.暴力や不当なクレームを予防したり、対応してくれる病院

4.医療過誤に対応する病院

5.診療に専念できるように配慮してくれる病院

6.子育て・介護をしながらの仕事を応援してくれる病院

7.より快適な職場になるように工夫をしてくれる病院

 ひとつひとつもっともな意見だと思いますし、これを実行できる病院になれば、多くの医師たちが集まってくれるのでは思います。それには病院が変わるだけでなく、私たち市民にもお手伝いができることも多いのはないかと考えています。例えば、挨拶やありがとうと声を掛け合える病院、それはまさに「守る会」のありがとうメッセージ運動ですが、小児科だけでなく、すべての科でこんな運動が起これば最高ですね。そのほかにもたくさんあるのですが、それを医師会の冨原先生は「まるごと西脇研修制度」と名づけました。

 病院、開業医、住民、地域が一体となって、若い研修医や医学生の研修を支えようというプロジェクトです。医師会はもちろん、商工会や市民の方とも連携して、西脇の地場産業を見学してもらったり、「守る会」のお母さん方とも交流したり、市民の方と歓送迎会、食事会などを行ったりして、西脇そのものを気に入ってもらい、また何年か先に西脇に帰って来ていただけるようにしましょうというものです。病院が何をしてくれるのかではなく、皆さんも自分で何ができるのかを衣料問題検討会とともに考えていってほしいと思っています。」


ドラえもん



トップページ > 先生のおはなし > 連載コラム「ドラえもんのポケット」 > Part2・その82

トップページ > 先生のおはなし > 連載コラム「ドラえもんのポケット」 > Part2・その82