兵庫県西脇市にある小児科医院。予防接種、乳幼児健診など。「子どもが子どもらしく育つ環境づくり」に積極的に取り組みます。
みなさんこんにちは、僕ドラえもん。西脇小児医療を守る会のお母さん方は、いろんなところで勉強会を開いています。先生も少し関係があるので、今日はそこで出てきた質問に答えてもらうね。 Q1 抗生物質を常に飲んでいると本当に効いてほしいときに効きにくいと聞きましたが? A1 そのとおりです。抗生物質は細菌にとっては毒です。解毒しないと細菌は生き残れません。そのため細菌は日夜抗生物質を無毒にしようとしています。私達が常に抗生物質を飲んでいると、細菌の体内には抗生物質を無毒にする物質が出来上がってきます。抗生物質と触れあう機会が多くなればなるほど、そんな物質が増えてくるのです。だから必要でない抗生物質はできるだけ使わないほうが良いのです(例えば、風邪をひいたときに、熱があるからという理由だけで抗生物質を使うなど…)。
A2 そのとおりです。来年から不活化ワクチンが導入されます。この問題はもうすぐ解決されます。
A3 単なる熱性けいれんが繰り返し起こっても、その子が脳に障害をきたすとか将来どうにかなることはありません。通常5歳の誕生日を過ぎると熱性けいれんは殆んど起きません。したがって、2回けいれんを起こしたからといっても心配することはなく、抗けいれん剤を使用する必要はありません。そのうち熱性けいれんを起こさなくなります。けいれんが怖かった、心配だという方は5歳までダイアップを使用しても良いのですが、心配のない方は使用せずに見ていても良いのではと思います。ただしこれは単純性熱性けいれんの場合です。これとは別に複雑性熱性けいれんというのもあり、対応が違います。主治医の先生にお子様のけいれんが単純性か複雑性かお聞きになって判断されたら良いと思います。 Q4 小児科の先生に話を聞きにくく、受診後に不安に思うことなどがよくあります。そんなときにどこに相談したら良いでしょうか? A4 私の場合でしか答えられませんが、看護師に聞いて欲しいと思っています。医院では診察時間の始まりから終了まで看護師が付き添います。看護師でわからないことは私に聞いてきますので、答えがぶれることはありません。 つづく |
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ドラえもん |