その103 ご質問にお答えしますの巻その3
Q15 住んでいる地域以外では予防接種は不可能ですか?
A 定期接種は兵庫県内ではお住まい以外の地域でも可能なところが多いです。(神戸、阪神地区、加古川はだめでしたが、最近は兵庫県内ならどこでも出来るよう にしようとする動きになっています)Hibや肺炎球菌ワクチンや子宮頸がんワクチンはお住まいの地区でないと今のところ対応できないところが多いようで す。北播磨内は市役所に申し出られればどこででも接種可能です。
Q16 日本脳炎は一度受けると一生大丈夫なのでしょうか?
A 初期免疫3回、2期1回の計4回接種で終生免疫がつくと考えられています。
Q17 日本脳炎の新しいワクチンの副作用はいかがでしょうか?
A 当時の厚生大臣の早合点で中止にはなりましたが、もともと旧ワクチンも副反応の少ないワクチンでした。新しいワクチンなので、まだ正確な数値はいえませんが、旧ワクチンと比べても遜色はありません。
Q18 子どもはよく風邪をひきますが、その都度薬を服用させることに抵抗があります。治癒力が低下しそうな気がするのです。
A 治癒力が低下するとは思いませんが、私も多くの病気には薬はあまり必要ないと思っています。ただし軽い病気だと思っても、実は怖い病気が陰に潜んでいることもよく経験するので、薬はもらわなくても医師の診察は必要です。
Q9 卵白 、小麦のアレルギ ーは 、いずれ治りますか?
A9 アレルギ ーそのものは治りません 。成長とともに症状が軽くなるか 、あるいは食べても出なくなることが多いですが 、検査をすると陽性のままであることが多いです 。
Q19 2〜3日かけて効いてくる薬や飲むとすぐに効く薬がありますがどちらがいいのですか?
A 罹っている病気や、子どもの服薬態度などで薬の種類は変わります。どちらが良いというものではないですね。
Q20 座薬の使い方がわかりません。入れた時は下がりますが、薬が切れたら熱が上がるのでこわいです。
A 元気が良いなら熱があっても解熱剤は使う必要はないし、使うべきでもありません。普通は熱が怖いという理由から座薬を使用しているわけですから、座薬を使 用して余計に怖くなるならば何のための座薬かわかりませんね。過去に熱性けいれんとか、体にハンディーキャップがないならば使わなくてもいいですよ。
Q21 夜間にけいれんを起こした時はどうしたらいいですか?
A 10分以上けいれんをしているようならば、救急受診が必要です。10分以内ならば、電話相談をするかもしくは様子を見ておいても良いですね。けいれんに慣れていれば、様子を見ていても問題ありません。
Q22 予防接種を受けるといつまで効き目はあるのですか?
A 麻疹ワクチンは2回接種で終生免疫がつきます。水痘・おたふくは、必ずどこかで感染する機会がある病気なので、今のところ1回接種のみで一生効果あるようです。百日咳は小学校では効果がなくなっているようです。
Q23 定期接種以外で受けておいた方が良いワクチンは?
A 肺炎球菌ワクチン、Hibワクチン、おたふく、水痘は受けてほしいですね。
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